沖塩明樹　盌　刷毛目　平

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沖塩明樹
倉敷羽島焼をはじめ、丹波立杭・伊予砥部焼・酒津堤窯と
約15年の修行の後、1964年に「倉敷みなと窯」を創設。
倉敷の民窯として制作を続ける。その後陶土探しから話が
発展し、牛窓町寒風に「寒風春木窯」を創設。

-筋の通った雑器　柳　宗悦-
沖塩明樹君は、初め羽島窯で仕事をしていたが、縁あって
丹波立杭に修行し、今は遠く四国伊予州の砥部に渡り阿部
祐工君の窯に入った。
今春、東京の三越で砥部新作展があった時、沖塩君も近作
を出品した。その一品をみて、私はその成長に驚いたので
ある。色の味わいも一寸鼠志野風な調子があり、それに白
と黒との流しを仲々自由に施してある。筆筒としてよく、
又、箸立にも花瓶にも用いられよう。
そうした雑器がこの程度に進めば、土地の新しい民藝品と
して筋の通ったものとなろう。
私は同君のためにまた窯場のために祝福を惜しまぬ。
　　　　　　　　　　　　　（昭和33年　民藝6月号より）

寸法：直径　約16cm
　　　高さ　約5.9cm
素材：陶器

-お取り扱い-
繰り返しの仕事の中、同じようにつくっていても
わずかに個体差は生じます。それがむしろ楽しん
でいただけるところだと思います。
食器洗浄機でより手洗いのほうが、うつわの状態
が把握できておすすめです。


-在庫について-
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